ラスト・ナイツ

紀里谷和明監督がクライブ・オーウェンモーガン・フリーマンをキャストに迎えてハリウッドデビューしました、ということなのでそれは観ます。

(以下ネタバレ)
元ネタは忠臣蔵、というのは事前情報として知っていたのだけど、なるほど結構忠臣蔵でした。

ただモーガン・フリーマンが大臣に理不尽な目にあわされてる感があまり感じられず。。なんというか大臣をバカにしくさった感じが、確かに賄賂を要求するようなどうしようもない大臣ではあるが一応最低限の礼儀はさあ、と思ってしまって。その後の松の廊下な展開からのお裁きもいまひとつ乗れない。

そこからの、一年潜伏してからの吉良邸討ち入りまでの流れはそんなに悪くなくて、吉良邸へ突入する方法を検討するあたりからはケイパーものとしても見れたりする。個々の人物の特徴があまり描かれないのが残念だが、それでも「47 RONIN」よりは討ち入りへ向けての段取りが描けていて良かったのでは。

クライブ・オーウェンの「コイツ、魂を亡くしちまったのか。。」と観る側に思わせる展開も良かったんじゃないかとは思った。こちらは話の流れは知ってるけど、そう思わせてくれるだけの演技はさすがクライブ・オーウェンだなと。クライブ・オーウェンシン・シティ2にも出てほしかったなー

ただいかんせん、クライマックスの討ち入りがどうにも盛り上がらなくて。。ケイパーものとしては物足りず、剣戟アクションもいまいち迫力が足らず。ちょっと残念。