ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE

TV版のスペシャルはもう4年前になるんか。。それを今続編として映画化ってどういうタイムスパンなのか。
先日TVで前作が再放送されてたっぽいけど観ておらず、前作の記憶がほぼない状態で観た。

(以下ネタバレ)
冒頭、コナン君がルパンのキャラクター達、次元とか五エ門とかを紹介してくれて、その後ルパンがコナン君の生い立ち、黒の組織に薬を飲まされて、気が付いたら体が縮んでしまっていたという例のアレを説明してくれる。ここが良かったですね。エール交換みたいで。フレーフレーみたいなね。お互いフェアプレー精神でいこう、ケガはしょうがないけど死なせちゃったりするのはなしね、という清々しさが伝わってきて好感が持てました。ルパンたちの説明のとき、1stシリーズのOPの映像を再現していたりしたのも良かったです。あとコナン君誕生のいきさつのシーンは、あれ劇場版では毎回入ってると思うんですが、あれ毎回新たに描き起こされていたりするんでしょうか。なんとなく気になりました。

で、そんなエール交換の後に本編が始まるわけですが、いやあ参った。これほど前作観てるの前提なつくりとは。なんで次元がパパと呼ばれてんのとか、回想で出てくるあの女の人誰とか、観ていて結構色々な疑問が沸いてきて困ったです。まあ何となく想像はできるんだけど、それでもこの映画に出てきていない事柄が行動の動機になってたりしてそこへの戸惑いが。予習していくべきでしたねえ。。ふらっと観に行ってすいません。

ただ、前作を前提としたつくりであるという点を差し引いても、ルパンたちの行動がいまひとつ分からなかったです。これまでのことは全部俺たちの計画のうちなんだよー、とか言われても、なんかすごいまどろっこしい計画のように思えて、素直に「おおすごいなあ、さすがルパン」と褒めたたえることはできないといか。。あとルパンのアジトを暴いた少年探偵団の方々は普通にすごいと思うのでコナン君はもっと彼彼女らを有効活用すべき。