劇場版 名探偵コナン 絶海の探偵

劇場版コナンは、テレビで何作か観たことがある程度。もちろん劇場で観るのはこれが初めて。

(以下ネタバレ)
コナン=新一。以上。


なんてことはどうでもよくて、いや退屈せず観られたので良かったのだけど。


今回の舞台はイージス艦で、あの国からのスパイが潜入しているのではないかというお話。そこでコナンが活躍すると。「あの国」ってどこの国よと思ったけど、まああの国ですよな。


この映画を観ていて思ったのだけど、そもそも主人公の江戸川コナン自体がスパイっぽいよなと。黒の組織の情報を入手するために、身分を偽って毛利探偵事務所に転がり込んでいるわけで。今回の映画でも、艦内で阿笠博士と衛星通信をしていたもんだからスパイと間違われてサスペンスが発生したりする。正直コナン=新一=スパイXでも違和感はないというか、スパイ以上に艦内をうろつきすぎなんだよこの不審者!よっ、不審者!と声をかけたくなった。


でまあお話としては無事スパイを見つけました捕まえました、ということになるわけだけど、その影で起こっていた事件というのがなんというか、いやそれ業務上過失だからしょうがねえだろ隠すってのが良く分からんというもので、しかも別にスパイと関係ないってのもやるせなさ倍増といった感じで残念だった。てっきり「真犯人は別にいる!」ってなことかと思ったのだけど。あれなら付け加える必要もなかったんじゃないか。。毛利のおっちゃんの名推理シーンは別に用意しておくことにして。


あとは、前半で出てくる物語上必要なんだか分からんシーンってのが後半の伏線になっている、というのはもう少しうまいことやってもいいのではないかと。あの蘭が時計を。。ってシーン。「ああこれ伏線なんですよね」とすみませんが思ってしまいました。あと名刺も。あの名刺欲しいね。


そしてクライマックスは、新一が海に落ちた蘭の真位置を見つける、と。これが言いたかっただけですおあとがよろしいようで本当にありがとうございました。