劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME

昨日でようやくTV版26話観終わって、ほやほやの状態で劇場版を観てきた。

(以下ネタバレ)
構成としては、緒花たちが旅館の停電というピンチをなんとか切り抜けようとする話と、緒花の母皐月が緒花の父となる人物に出会う過去の話が並行して語られる。緒花たち側の話は、TV版でいうと後半くらいの時期なんだろうな多分。だもんで、緒花と孝一の関係がまだ微妙だったりして緒花が悩んだりするのだけど、そこらへんはTV版では解決していることだからなあ。。と思いながら観てた。


皐月にも緒花と同じようなときがあった、というのを緒花が業務日誌を通じて間接的に知る、というのはなかなかいい展開だなあと思った。けれども過去にはあまり興味がなくて、TV版でそれとなく匂わされる程度で十分と思ってたのでもっと緒花とか次郎丸とか蓮二さんとか見してくださいよ!となった。しかし蓮二さんはすっかりギャグ要員になって。いいぞ。


とはいえ、いつものメンバーが喜翠荘であれこれ頑張る姿はちゃんと描かれるので満足したといえばそうなんだけれど。ただなこちのエピソードがな。。劇場版だからといってなこちも緒花もそんな感情を爆発させなくてもいいのになあ、と。スクリーンの向こうでキャラクターが泣けば泣くほどこちらは冷めていく現象というのはなんなんだろうか。


60分強という上映時間も、まあさくっと見られていいといえばいいのだけど食い足りないかなあ。と同時に正直ちょっと長いなあとも思ったんだよなあ。盛り上がりどころがあまりないからだろうか、あるいは乗り切れなかったからだろうか。観たてほやほやなのに乗り切れないってどういうことだ。。