LOOPER/ルーパー

期待値が、少し高すぎたのかなあ。面白いことに変わりはないけど。

(以下ネタバレ)
箇条書きスタイルで感想を書き連ねておく。

  • 冒頭の、ターゲットが現れJGL(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が射殺するのをワンカットで見せるところは良いなと。ターゲットが、送られてくる前から叫んでたんだなというのが分かる見せ方(素気ないほどパッとあらわれる)がいいです。
  • 前半30分くらいは、世界の様子とかJGLのお仕事ぶりを見せていく。もろセリフで言ってるなあ感もなくはなかったけど、SF映画の楽しいところなので問題なし。
  • で、BW(ブルース・ウィリス)が現れてからの急展開。JGLとBW同一人物説(説じゃなくて本当なんだが)が時間経過に連れての容姿の変化で示され。。ると思ったら結構急にJGLがBWになるので驚いた。でもまあそこはそういうことなのだよワトソン君、と自分に言い聞かせた。
  • JGLの友人のPD(ポール・ダノ)の末路はなかなか怖くて良かったなあ。だんだん身体が欠損していく怖さ、あれはゾクッとした。
  • で。後半は予告からは思いもしなかった展開に。。ここらへんが面白いのは、一体誰が正しいのか、誰に肩入れしたらいいのか良く分からなくなってくるところ。BWの事情も分かる、JGLも自分勝手だしな、え、でも何も知らない子どもを殺すのはちょっと。。ええー、みたいな。
  • そしてAKIRA的サイキック坊や大爆発。前半で示された、この世界にはサイキック能力を持つ人間がいる、という設定がある理由がやっとわかると。ぜひCHRONICLEのアイツとの対決を望む。
  • タイムパラドックスとかそういったところでの辻褄で疑問に思うところがないわけではないけど、それを含めて楽しむのがいいのかなあと。