外科医の話

 先日のレポートラッシュが終わり、今朝はのんびりと、五時に目が覚めた。昨夜はのんびり一時に寝たわけだから、四時間しか寝ていない。慌てて布団に潜り込む。次に目を覚ますと八時だったので、一安心。

 最近は夢をあまり見ていない。唯一覚えているのは、仮装行列に参加していて、俺は普段着で隣の人に「普段もこれですよ」と言っているという不条理なやつくらい。あー、もっと訳わかんないのが見たい!

 今日の一発目の講義は「社会的人間論」。ジェンダー論の回だ。その中で、こんな話を聞く。「ある親子が交通事故に遭い、病院に運び込まれた。父親は死亡、息子は重体。そこで外科医がその子の手術をしようとしたが、外科医は驚いた様子で言った。私には手術は出来ない。この子は私の息子です、と。果たしてこの外科医は、その子とどのような関係か?」

 この話は有名らしい。というか俺も知っていたくらいだから当然か。俺が最初にこの話を聞いた時は、ものの見事にトリックに引っかかったものだ。トリックと呼べるかは知らんが、とにかく「外科医はこの子の母親と不倫してたんだよ!アハッ」と当時は考えてしまっていた。最後にアハッと言ったかは知らんが、とにかく。と、そんなことを思っていたら講義は終わっていた。アハッ。