キラー・スナイパー

Killer Joe [Blu-ray] [Import]

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原題「KILLER JOE」。邦題も「キラー・ジョー」で良かったんでないの。。
あとセルでなくレンタルのみって扱いが。。いやでも凄い映画だった。

もうとにかく観てほしいとしか言えないが、登場人物に誰一人まともな人間がおらず、「ああこれロクな話にならないな。。」という感じが素晴らしいです。

(以下、ネタバレ)
なんといっても冒頭、「バウンド」や「フェイス/オフ」のジーナ・ガーション(主人公の義母役)が下半身裸で登場するところから掴んでくれる。そして主人公が何の相談に来たかといえば、借金を返すため実の母親を保険金受け取りのために殺すというどうしようもないもの。そしてそれを聞いた父親は「で、保険金っていくらだ?」

でまあ自分らで殺すのもあれだというわけで、殺し屋に依頼をすることに。そこで出てくるのが「キラー・ジョー」。しかしジョーは殺しを請け負うには前金で払ってもらう必要があると言う。保険金の一部でジョーに支払う予定だった主人公らは、何とか後払いにしてもらうよう懇願するか聞いてもらえない。交渉決裂か。。と思いきや、外で遊ぶ主人公の妹を見たジョーは、担保としてあの娘をくれるなら請け負ってもいいと言い出した。。

てな感じで進んでいくのだけど、いやー。。もうここにお話を全部書いてしまいたいくらい。なんというか観ていてあまりの出来事にどう受け止めたらいいか分からんというか、これは面白いのかどうかも良く分からんというのが正直なところで。整理するためにお話を全部書き出してみるというのもいいかも知らんな。

あと書いておきたいのが、ラストの切れ味というか、「えっ、ここで終わるの?」というくらいスパッとエンドロールへ行く。昨年観た中で終わり方が印象的だったのは「アウトレイジ ビヨンド」だったけど、ある種それを上回るくらい強く印象に残った。

ジョー役のマシュー・マコノヒーは、今までの弁護士とかの役イメージとは全然異なるタイプを演じていてこれがまた凄かった。あとはジーナ・ガーションもいいけど、トーマス・ヘイデン・チャーチがもう。。ヌボーとした感じが最高すぎる。

あー全然まとまらん。それだけの映画ってことですよ。