アウトレイジ ビヨンド

劇場、6〜7割と結構入っていた。

(以下ネタバレ)

ちなみに前作に対する自分のスタンスは、それなりに楽しめたけど好きかと言われると特には、というくらいの感じ。単に銃で撃つのではない、アイデアのある殺し方が見られるという点ではいくつか気に入っているシーンはあるけど。

で、本作。上述した「アイデアのある殺し方」を期待していくと、やや肩透かしをくらうかなと。人が死ぬシーンは、前作と同様に結構あるのだけど、大体が銃だったと思う。ただそういったシーンがゼロというわけではなくて、例えば加瀬亮inバッティングセンターのシーンは、その見せ方も含めかなり良い殺しのシーンだと思う。

ただ本作については、観終わった後どうしても「終わった話を無理やりかきまわしているなあ」感が強く残ってしまった。かきまわしているのは小日向文世演じる片岡。彼をきっかけにして関東vs関西の全面戦争が起こり、たくさんの人間が死んでいく。そして最後に、話を動かしてきた彼が撃ち殺された瞬間にこの映画も終わるというのはそういう意味でも納得の終わり方ではあった。あのラスト、例えば大友が葬儀に乗り込んでいくなどせずにスパッと終わったのは気持ち良くて見事だったなあ。