紫色のクオリア

紫色のクオリア (電撃文庫)

紫色のクオリア (電撃文庫)

第一部を読むのは結構しんどかったが(2ページくらい読んでは1日おいたりしていた)、第二部は一気呵成、1日で読み終えた。

いやあすごい。タイムリープものとは知っていたけれども、量子力学の色々な概念が出てきて、ついには宇宙規模の話にまで行ってしまうのには驚いた。そしてさらにすごいのは、そこからライトノベルらしい爽やかなラストに着地するというところ。途中までは小林泰三の「酔歩する男」を連想したけど、読後感は全く違ったなあ。