2011年映画ベスト

まだ今年は映画を観る予定だけども、とりあえずまとめを書いておく。

劇場で観た映画の本数は過去最高の61本。徐々に目標の年100本に近づいているが、仕事が忙しく平日に観ることができない現状では、週1〜2本が限度のような気がしなくもない。

そんな若干気落ちする状況は置いておいて、今年面白かった映画ベスト10をずらずらと書いていく。
ちなみに今年観た映画一覧は以下。

http://d.hatena.ne.jp/mongen/19000104#p1

  1. ミッション:8ミニッツ
  2. X-MEN:ファースト・ジェネレーション
  3. ファンタスティックMr.Fox
  4. ソーシャル・ネットワーク
  5. アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
  6. ブラック・スワン
  7. 127時間
  8. 大鹿村騒動記
  9. 猿の惑星 創世記
  10. リアル・スティール

上位2つは確定、あとは気分しだいで入れ替わるといった感じかなあ。

(以下映画のネタバレアリ、かも)


今年は、昨年の「ヒックとドラゴン」、一昨年の「グラン・トリノ」級に「これできまり!」な作品はなかったものの、全体的に面白い映画が多くて選ぶのに困ってしまった。

選ぶ基準としては、観たときの印象もさることながら「記憶に残るシーンがあるかどうか」というのもデカい。あと順位付けのときに参考にしたのが「アンストッパブル」より面白いかどうか。「アンストッパブル」は今年初めに観て「あ、これはM-1のトップバッター的な、いわば基準点に位置する映画だ」と思ったので。つまり「アンストッパブル」より面白ければ今年の上位、つまらなければ下位、という風にして順位を付けていった。


リアル・スティール-オリジナル・サウンドトラック

リアル・スティール-オリジナル・サウンドトラック

10位「リアル・スティール」。ここ当初は「ザ・ファイター」だったんだけど、観終わったときの印象の良さ、同じボクシング映画ならこっちを、ということで入れた。

この映画は会社の同期と観たんだけど、最初は「タンタンの冒険」を観るはずだったのが時間が合わずこっちに。観終わったときの「ええもんみた」感が半端なくて、他の面子も今年ベスト的なことを言っていたのも印象的だった。正直彼らが強くなっていく理由や敵役と戦う理由などが弱いように思えるんだけど、観てる間はひたすら燃えるので問題はない。


9位「猿の惑星 創世記」。これはとにかく観てて「うまいなぁ〜演出」と感嘆していた。家の部屋の窓枠だけでシーザーの心情を伝えたり、猿の襲来を木の葉がざざぁと落ちる様子で表したりととにかくうまい。あとは例の「Nooooo!!」、あれが聞こえたときの場内のどよめきがすごかった。映画館で観て良かったと思えた一瞬。


大鹿村騒動記【DVD】

大鹿村騒動記【DVD】

8位「大鹿村騒動記」。創世記の次は騒動記。とにかく面白い、観ててほっこりするコメディ。場内も良く受けていた。実は個々のシーンを細かく覚えているわけではないのだけど、観終わった後の満足感だけははっきりと覚えているのでベスト10の中に入れた。
いい年したオッサンたちの、しょうもないけど楽しいやりとりはもう一度観返したい。


7位「127時間」。クライマックスの例のシーンすら気持ち良いと感じるテンポ・編集の良さ。


6位「ブラック・スワン」。クライマックスでは「良かったね。。」と思いつつ泣けた。


アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! [Blu-ray]

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5位「アザー・ガイズ」。今年一番笑った映画。

だんだん上位に来ているのにコメントが少なくなってきていてアレだが、かまわず続ける。


4位「ソーシャル・ネットワーク」。フェイスマッシュを作り上げるときの高揚感とボートレースシーンが特に印象的。


ファンタスティックMr.FOX [Blu-ray]

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3位「ファンタスティック Mr.Fox」。観終わった後の温かい感じ、「観てよかった」感が異常であったためこの順位。サントラやSEがとぼけた味わいなのもまた良かった。


2位「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」。とにかく各キャラが立っていて全編楽しい、こんな映画が毎年観られたら言うことないくらいの作品。


Source Code

Source Code

1位「ミッション:8ミニッツ」。めっきり日記を更新しなくなった自分が思わず感想をアップしたくらいテンションの上がった作品。設定とか感動的なクライマックスもそうなんだけど、作り手がキャラクターに愛着を持っているのがよくわかる映画だった。ラストもそこから生まれたものなんじゃないかと。


1位〜3位に共通するのは「温かさ」かなと。たとえば、作り手の都合のようなキャラがいない、とか、これらの映画を観ていていろんな「温かさ」を感じた。
逆にキャラの扱いに対して不満や疑問を持った映画は、出来がよくても下位にいく傾向があるなと。

あと思ったのが、基準点の映画に「アンストッパブル」を選んだのは失敗だったかな、と。全作品ランク付けしたら結構上位の方に来てしまったので。来年はそこらへん注意しつつやってゆきたいです。