昨日の晩飯はひどかった。テーブルに置かれたものは、残飯としか言い表せないエナジーに満ちていた。いくら飯を作るのが面倒くさかったとはいえ、あまりにも粗雑な、やる気のなさ過ぎる料理。見た目だけでなく味も最悪で、空腹をおかずに何とか食べ進めていったが、あと数口というところで突如猛烈に腹が立ってきて、残りはさっさと捨ててしまった。

思い起こすのも嫌だが、どういう料理だったかを自戒のためにメモしておく。

まず、うどんが一玉余っていたので、それと余りの野菜で焼きうどんにしようとした。まず油を入れ熱したフライパンに、細切りにした人参を投入。しばらく炒めたあと、鶏肉があったので投入。さらに白菜を入れ、炒める。ここで、炊飯器にご飯が少し残っていることに気づき、いいやそれも入れちまえと投入。この時点でおかしなことになっているのだが、うどんとご飯なら決して相反するものではないだろうという判断。ご飯を炒めていく。火の調整をせず、炒める時間も長かったために、人参は既に焦げ目がついていたが構わず。そしてようやくうどん投入。うどんが思ったより固かったので、水でほぐそうと思ったが、面倒なので焼きうどんの味付けとしてうどんつゆを入れる。これでほぐれるかと思ったが、つゆがほとんどご飯の方に吸収されてしまってうどんは相変わらずほぐれず。必死にほぐそうとする中、野菜及び鶏肉はどんどん焦げてゆく。何とか木べらでほぐし終わったところで、賞味期限切れの卵が1個余っていることに気づく。いいや入れちまえと卵をかき混ぜることなくそのままブアと。うどんやご飯と混ぜ、凝固するまで炒める。凝固したら完成。

こうして、うどんつゆのみの味付けの、焦げた野菜と肉、およびご飯と卵でかさ増しした焼きうどんができたのだった。食べてみたら、焦げた味しかしなかった。でも残り数口まで食ったのはすごい。生きる意志というのは偉大だなあ。