No.5555 「わが家の料理人」

(あらすじ)家に押し入って料理を作ってくれる「クッキング強盗」なんて出ないかしらと呟くサザエ。それを聞いてカツオは…

料理を作ってくれても、「強盗」なんだから何かは盗まれる羽目になるんじゃないのか?と思ったがまあいいや。

ある日サザエらが買い物から帰ってくると、なんとカツオが晩飯(シチュー)を作っていた。味はかなりのもので、笑顔で頬張る磯野家一同。隠し味を入れたのだとカツオは言うが、それが何かは教えてくれない。誰にも言わないから教えてよというワカメだけに、カツオは真実を打ち明ける。

「エーッ、何も入れてないの!?」(ワカメ)

明くる日、フネは二つあるはずの鍋の一方がなくなっている事に気付く(一つはシチューに使われている)。場面が変わって、カツオが花沢さんと鍋がどうのこうのという話をしている。深まる疑惑。

さらにその翌日、カツオが再び料理(おでん)を作った。「大根に隠し包丁を入れた」などと自慢げに話すカツオ。するとフネがあることに気付く。

「この(おでんに使われている)鍋、行方不明になっていた…」(フネ)

どういうことだと問い詰めるサザエに、カツオは「実は、最初に僕が作ったシチューは失敗して鍋を焦がしてしまった。バレたら嫌なので、花沢さんに料理(シチュー、おでん両方)を作ってもらった。鍋も花沢さんに洗ってもらった」と事の顛末を話す。「でも隠し包丁は僕が入れたんだよ」と余計なことも付け加えながら。でもまあ「隠し包丁」って言葉はなんか使ってみたくなるな。