White Album2

去年の1月に購入してちょうど1年、ようやっと全てクリアすることができた。といっても、途中春〜夏くらいはしばらくプレイしない時期があって、秋の終わりくらいからようやく集中してできた感じなのでまるまる1年費やしたわけではないのだけど。まあ冬の話なんで冬にプレイできて良かったなということで。

とはいえ、プレイ時間にしたらどれくらいか。。感覚的には100時間以上プレイしたような気がしているんだけど、多分実際は60時間くらいかな。そう感じたのは、この話がかなり「しんどかった」のも影響しているかなと。ただその「しんどかった」イコール「つまらなかった」では全然なくて、そのしんどさをこそ楽しむ類のゲームなので。またしんどさの中にたびたび訪れる高揚感や多幸感がたまらなくてねえ。。ただ基本はあくまでも「しんどい」のと途中で中だるみ。。じゃないけど話が3部に分かれているのでプレイを中断しやすかったりして1年かかりましたよと。

でこれから感想をだらだら書き留めていくのだけれども、いちおうネタバレということで畳んでおく。


ひとことで言ってしまうと「ドロドロした三角関係を描いたゲーム」なのだけど、面白いのはそれが一旦完結したように思えた後も続いていって、5年という結構な長いスパンで3人の関係性が変わったり変わらなかったりというのを描いている。序章にあたるintroduction chapterが高校時代の3人を描いているのだけれど、この序章だけでも単独の作品として出せるくらいに良くできた話になっている。3人が2人と1人になって、最終的には1人と1人と1人になる。

ちょうど今「プロポジション 血の誓約」という映画を観ていて、そのキャッチコピーが

Three brothers.

One must live.

One must die.

One must decide.

なんだけど、もうこれがこのゲームにもある意味合ってるというか。兄弟じゃないし実際の生死に関わる話ではないが、精神的にはもうそんな話だなあと。まあこのキャッチコピーが単純にカッコ良かったからとりあえず引用してみたかっただけというのももちろんあるが。プレイヤーの選択次第でどちらかが幸せになりどちらかが不幸になる。序章では結局どちらかと結ばれることはなく終わってしまうし、プレイヤーが選択をする余地は全くない(序章は「起こってしまったこと」をひたすら見ていくしかないというスタイル。ゲームなのにw)。けれどもそのバッドエンド具合が大変気に入ってしまったので、正直このままこのゲームを終えてしまってもいいという気にさえなっていた。
だもんで次章のclosing chapterをクリアし終えるのに何か月もかかってしまったw

(書き途中)