ももへの手紙

沖浦監督の前作「人狼」を観なおしてからの鑑賞。

(以下、ネタバレ)
とにかく「あったか〜い」映画だなあ、と。西田敏行らがこの世にやってきた理由もあったかいし、ももの周りの人たちもあったかい。これがあの「人狼」を作った人の映画か、と。観ていてそんなことを思った。
やっぱラストの手紙は反則ですよ。手紙読まれるだけでうるっときてしまう。

田舎、夏、といえば近作の「サマーウォーズ」を思い出すのだけど、あの映画もそうだったけどこの映画もイマイチ笑いどころには欠けるなあ。ユーモアのあるシーンは結構あるんだけど。それでも場内はクスクス程度には受けてたシーンもあった。(どこだったかは忘れた。。。)こういう部分は「クレヨンしんちゃん」は強かったよなあと。まああそこまでギャグに突き抜けることはないと思うんだけど、もっと笑かしてくれればその後の泣きのシーンがより際立つのではないかなあと。

あとは、ももの友人の妹が西田敏行らのことが見える、という設定をもっと生かしてくれればよかったのになあ、と。