M-1グランプリ2010

Twitterの感想をもとにまとめる。ちなみに裏ではサザエさん長谷川町子先生が出演ということで、こっちはこっちで素晴らしかった。録画しときゃよかった。。

勝戦前の出場者控え室、笑い飯 哲夫のボケが炸裂する中、西田もボケていたんだけどなかなか顔が映らなくて結局鏡越しにしか見えずというところが面白かった。

カナリアの「ドレミの歌」のネタは、ずっとドを振られていた側がついにレを振られて乗っかるところが一番面白かった。

ジャルジャルは漫才そのものをネタにしてきた。どうしてもKOCがちらついて、しかもそっちのほうが面白かったなあといったところ。

そして敗者復活、昨年の王者パンクブーブーが選ばれた。磁石をあの舞台で見たかったなー。

で、スリムクラブ。あのたっぷりした間を決勝の舞台でよく出せたなーと。畳み掛けではなく無言のうちに笑いが増幅していく様子が痛快ですらあった。

銀シャリ、ツッコミのフレーズが冴え渡っていて素晴らしかった。CD-Rのくだり最高。

ナイツは面白いというよりは上手いという風にどうしても捉えてしまう。正統派ということでは、銀シャリの方が好き。

笑い飯、昨年の鳥人を踏まえたネタ、「サンタウロス」。去年の決勝でこれをやってれば、とか思ったけどこれだけのネタを1年で2本作るのは無茶というもんだろうなー。

ハライチ、昨年よりも繰り返しを多用するスタイルに。正直ここが最終決戦に残るかと思ったけど、思ったより爆発しなかった、無念。

ピース、ここもジャルジャルと同様KOCの方が良かった、という。この時点で3位に入ったのに少し驚いた。2005年のM-1品川庄司チュートリアルを上回ったときみたいな感覚。

そしてパンクブーブー、この1回目のネタが一番面白く、かつ凄いと思った。同じ場所にいるかと思いきや実は違った、とか、兄さんって実は実の兄さん(ややこしい)だった、とか非常にテクニカルなネタで、しかも分かりづらくはないという。

最終決戦は笑い飯パンクブーブースリムクラブが進出。

まずスリムクラブ。ここを1番目にしたのは他2組の作戦ミスだろう。一気に心鷲掴み。特に民主党のくだりは腹抱えて笑った。ツッコミの顔、あのあきれた感じ、途方に暮れた感じが最高。

笑い飯。「小銭の神様」。さすがに「サンタウロス」クラスとはいかないまでもきっちり高いクオリティを保つあたりは凄いなと。

パンクブーブー。1回目のネタがテクニカルと分かりやすさが良いバランスだったのに比べ、2回目のネタはちょっと設定が飛びすぎていて混乱してしまった。しかも4分の持ち時間なのに3分くらいで終わってしまっていて、盛り上がりどころもなかったのが残念。

で、個人的にはスリムクラブ一択だったのだけど、審査員は難しいだろうなというのが判定前の気持ちだった。

そして結果発表。スリムクラブ3票、笑い飯4票で笑い飯優勝。この結果を見たときは、「ええースリムクラブじゃないのかよ!」と思ったけど、後で考えてみるとこの結果で良かったなあと。おめでとう笑い飯、ということで。