十三人の刺客

映画の日には観られなかった無念さを吹き飛ばしてくれた。

(以下ネタバレ)

役所広司をはじめ好演している人が多すぎて素晴らしかった。個人的には、いよいよ敵と対峙したときの松方弘樹の口上が見事すぎてそこでテンションがグアーと。あと場内の笑いをかっさらってたのは岸部一徳だった。「アッー」のシーンはベストオブ爆笑シーンだった。稲垣吾郎の狂いっぷり、戦場での楽しそうな感じも非常に良かった。

で、合戦シーン。十三人VS百数十人ということらしいが、とてもそうは思えず、VS数百人という感じだった。なんというか、大分減ってきたかと思ったらワーと画面の外から新たな敵が現れてくる、の繰り返しで、まるで「三国無双」をプレイしているかのような気分になった。先に敵の拠点をつぶせ!とアドバイスしたくなった。あとは、「小細工はここまでだ」つって、おおあとは剣での殺し合いか、と思ったら、まだ仕掛けが残ってたりしたので卑怯なり、とちょっと思ったが、殺し合いに卑怯もクソもないんだぜ!というのはVS市村正親戦でビシャア(泥がはねる音)と示されたので、まあいいかと思った。