チェイサー

晴郎プロジェクト第二回として観た。in新宿。

これが当たり、面白かった。

(以下ネタバレ)
まず主人公ジュンホが豊原功補に似ている。そこがいい。なぜいいかと聞かれたら、なんとなくとしか言えないが。そしてヨンミンの淡々と殺人を犯す怖さ。どことなく「悪魔のいけにえ」を彷彿とさせる。

そして笑いのシーンも入っている。携帯の電話帳に「マヌケ」とか「ゴミ」と登録するど直球さが好きだ。あと下ネタ。市長にウンコがぶつけられたというニュースをジュンホらが食事中に聞いてしまうシーンは、劇場内で笑いが起こっていた。

で。ミジンには助かって欲しいと思ったが、駄目だったな…。あの終盤のシーンはちょっと疑問で、もうちょっと描き方があったのではと思うが。観客のほとんどが、あの商店のババア、くたばれ!と思ったのではなかろうか。まあ実際そうなるのだが。あとミジンを探すジュンホのシーンで、マイケル・ベイ的シーン(主人公の周りをカメラがグルグル回るあれ)があって、シリアスなシーンなのにニヤニヤしてしまった。