ひぐらしのなく頃に誓

あー、すげーもやもやするぜ。

飲み物を買うのに時間がかかってしまい、場内に入ったら既に真っ暗。席に座っている人の前を謝りつつ通って自分の席へ。何か床に置いてあった荷物を軽く踏んでしまったようなので、それも込みで謝る。

で、予告編を観てたら隣にいた二人組の男が「結構混んでるな。こんなしょうもない映画観にくるなんてなー」「俺らもだろグフフ」的な会話をしていたので、さっきお前らの荷物踏んで謝ったのは大嘘だ馬鹿野郎と怒鳴り散らしてやりたかったが、スクリーンでは盗撮男がダンスをし始めたので止めておいた。

そんなネガティブな気持ちで映画を観に来てどうする、いや確かに1作目はアレだった、しかしだ、少なくとも俺は今回楽しみにしてきたし、現に今もワクワクしているんだ、その気持ちを冷ましたお前らの上から目線が腹立つ、いったい何様だ、お前らこそ喉をかきむしって死ぬべきだ、いやでもこんなのとか言いながら金払って観ようとしてるだけまだましか、いややはり許さん喉をかきむしって死ぬべきだとかそういった様々な感情渦巻く中で観始めた。

こいつらの鼻をあかしてやれ、及川中、と。

で。

駄目でした。お、俺を裏切ったな…

あまりの退屈さに途中寝てしまった。映画館では寝たことなかったのに、それだけがこれまでの人生における自慢だったのに。そんな自慢を打ち砕いてくれたひぐらしには、一生頭が上がりませんことよ。

まず、大石が前作と違っているのに驚いた。杉本哲太から大杉漣へ。これが映画にどのような影響を及ぼしたかといえば、特になかったような気がしないでもない。大杉漣、あまり良くなかったなあ。はっちゃけようとしてそれが裏目に出ているというか。まあ他もアレだったからなあ。世界の繰り返しに気づいたときの圭一の演技は特筆物だった。

そして、今回は原作でいう罪滅ぼし編である、と。てっきり綿流し編かと思ったが。でも、悟史について語るシーンで詩音が出ていたような。ってこのように単なる原作シーン確認会になってました俺にとっては。これ、原作知らん人にしたらさっぱり意味不明だろうなあ。だからって原作知ってると楽しめるわけでもないのがこの映画の凄いところだ!

寝たのは、レナが部活メンバーに死体を見せるシーン。あそこいらの会話で眠気が…。心折れました。

あとあれだな、リプレイものなんで映像の再利用も可能というのはいいかもねー。今回も前作のシーンが出てきたし。製作費を安く上げるのにはうってつけの題材なのかも。

友人と一緒に観にいったのだが、映画があまりにアレだったのと、外出たら大雨だったのもあって、喫茶店で映画の感想を話すとかもなくすぐに帰りました。次はもっと面白いの観ようぜ。