ウォンテッド

ネズミ好きじゃなくて良かった。

(以下ホニャララ)

なんというか、もっとアホな、ギャグのテイストが強いものかと思っていたけど、そうでもなかった。それでも、色々とゆるっとした笑いのシーンはあった。

糸が殺すべき人物の名を教えてくれる、そしてそれは絶対である、という設定をモーガン・フリーマンが大真面目に語る。もうその時点で面白いんだが、その上に意外な展開とかがあって、しかも結構シリアスでハードな話なんだが、でも大元は糸の御業…というのが全編をゆるーいギャグで包んでいる。はっきりとしたギャグシーンはないんだが、じわりじわりと、主人公の父親がどうだとか画面がシリアスになっていくほどに、胸にこみあげてくるものがある。

そしてそれは、ラストのモーガン・フリーマンのビックリ顔ではじけるのであった。