大日本人

観てきた。観終って最初に思ったのは…「残念」。

以下はネタバレ満載になるので未見の人は注意。

色々思ったことをダラダラとメモ。まずやっぱあのラストだろうな。あれはないだろう、がっくりきた。何で映画館まで来てテレビのコントを見せられなきゃならないのか。いや、最後に全部ぶち壊してやろうというのは分かるんだが、それまでにきっちりと世界観を構築してないので、壊すも何もという感じ。周りの客が一番笑ってたのがこのコントのシーンだけに、余計悲しくなった。松本は著書の中で「アイデア勝負の、奇襲戦法での映画作りなら負けない自信がある」と言ってたが…うーん。

正直、前半部分のグダッとした擬似ドキュメンタリーというのは嫌いじゃなかっただけにラストが…ああラストが！！いやでもインタビュアーが鬱陶しかったな。あれ無しで大佐藤の日常を淡々と描いてくれたら（もちろんラストまで）、相当好きな映画に…残念。

あと吉本芸人は、松本以外には板尾だけか…と思ってたら目茶目茶出てて驚いた。なんか楽屋落ちの印象が拭えないけど。あれもなあ…大佐藤の周りには無名の俳優を使ってて、獣には芸人か。やっぱどうしても出さなきゃならなかったんかねえ。

今思い出したが、実写に切り替わる時の説明が要らなかったな。