サイレントヒル

しっかりと嫌な気分にさせてくれた。でもホラーという感じでは…。

以下畳む。


ゲームはやったことがなく、霧に包まれた街にモンスターが…くらいの知識で観た。ゲームをやった人なら、主人公の行動が分かりやすいんだろうな、と思う場面がいくつかあった。主人公がなぜこの場所に向かうのか、とかがイマイチ分からなかった。あと、明らかにゲームにおける「手がかりの探索」っぽい場面もあったりして、これは実際にゲームにもあるのかなあ、あるとしたらかなりゲームに忠実なんだなあ、と思った。

ホラー映画として肝心の「怖さ」だが、スプラッターなシーンを観てグロいとか気持ち悪いとかは感じたが怖いとはあまり…。でも映画全体を覆う独特の雰囲気にあてられたのは確かなので、良いのではないかと思う。クリーチャーはキモかっこいいし。

一番面白いと思ったのは、表世界と裏世界の切り替わり。サイレンが鳴って、辺りが闇に包まれていくという描写とかはいいなあ。ただ表世界にもクリーチャーがいるというのがちょっと…。クリーチャーは全部裏世界にいりゃいいじゃん。あと廃墟好きとしてもこの映画は見逃せないかもしれない。古びたボーリング場とか学校とかがいい感じ。

グロい描写については…。「見せちゃう」のはあまりやって欲しくないかな、とは思う。人間が焼かれていく様子を、皮膚が黒く焦げてきてしまいには発火するまでを描かれるのは…。黒焦げ死体を見せられるのは…。それよりも「怖さ」を見せて欲しかった。

他にも色々あるが、とりあえずとりとめもないままに。