シモーヌ



観たかったのにレンタル屋にいくとなぜか忘れて借りられない映画シリーズ第二弾(第一弾はビューティフル・ドリーマー)。

CGで作った女優「シモーヌ」が世界中で人気に、という話。しかしあんなソフトがあったらずっと遊んでられるよなあ。シモーヌに演技させる時に使う女優のデータベースだけでも欲しいような。

前半は凄く面白かったけど後半がちょっと。あの、


アカデミー賞シモーヌがタランスキーに謝辞を述べないところあたりから段々嫌な感じ、なんというか、「世にも奇妙な物語」的といえばいいのだろうか、そんな感じになってきた。

そいでついにはタランスキーはシモーヌをウイルスで消してしまうのだが、シモーヌが実在すると思い込んでいる人々は、タランスキーがシモーヌを殺したのではないかと疑う。タランスキーは必死で弁解するが、彼女を作った証拠は自らの手で消してしまっているのでどうにもならない。ここら辺の話はまさに「世にも〜」みたいだった。

で、「世にも〜」ならこのままタランスキーが殺人犯として投獄されるという後味の悪い展開で終わる可能性が高いが、さすがにこの映画はそんなことにはならない。一応家族が一つに戻ってハッピーエンドで終わる。でも結局シモーヌが作り物だということは世間にはバラしてないんだよなあ。バラしてどうなったかというのをちょっと見てみたかった気はする。