けものフレンズ

久々にがっつりハマったアニメになった。これはちょっとまとめといたほうがいいかなと思い書いてみる。

ネットで急に話題が広まってきた2月の中旬くらいに、ニコニコ動画で1話を試しに視聴したのがきっかけ。

1話の最初の部分は、正直どう観たらいいのかわからず困惑した覚えがある。途中で観るのをやめようかとも。
ただ終盤、サーバルとかばんの(いったんの)別れのシーンの演出の細やかさに気づいて、エンドロールで監督が「てさぐれ!部活もの」のたつき監督であることがわかり視聴継続決定。たつき監督の前作を観ているならもっと早く気がつくべきだったとは思うが。。

2話以降は、かばんが知恵を出してフレンズたちのやりたいことを叶えていくという流れが補助線となって、かなり観やすくなった印象。
加えて、これも非常に大きい要素なのだけど、ニコニコ動画のコメントによる面白がり方の多様化(あるいは一様化)も大きくプラスになっているかなと。

というわけでそこからはもうずっぽり、気づいてみれば以下の有様である。

BDも1巻は購入済み、他も購入予定である。「てさぐれ!部活もの」も3期全巻購入してるし、ヤオヨロズの思う壺。。

この作品の魅力のなかで、自分が特に感じたものは「情報の出し方のうまさ」。
この作品では、かばんが何の動物かを調べるために図書館へ向かうというロードムービー的展開となる。
とはいえ、かばんはしっぽや耳などの特徴のないフレンズであり、かつ道中先述の通りにヒトの知恵でもってフレンズの願いを叶えていくという流れもあって、観ている側としてはまあおそらくヒトだろうなという思いを抱きつつ旅を見守ることとなる。
だもんで、このまま図書館でヒトだと分かっても面白みがなく、むしろかばんやサーバルのリアクションとの差が生まれて冷めてしまう可能性がある。
そこを、その1つ手前でサプライズ的にハシビロコウにヒトじゃないかと言わせることで、キャラクターと視聴者のリアクションを合わせることに成功している。(やっぱりハシビロちゃんの言う通りだったね!)
こういった、情報の出し方を工夫することで視聴者の感情をうまくコントロールすることに長けていたかなあと。