カリフォルニア・ダウン

(以下ネタバレ)
笑っちゃうくらい規模がすさまじい大災害シーンに、これはいかにドウェイン・ジョンソン主演作といえどどうにもならん、せいぜい家族を助けるのが精いっぱいだろうとは思ったものの、救助のプロとしてそれはどうなのかという気持ちもないわけではなく。め組の大吾だと、救助者の中に身内がいても身内は最後とか言っていたなあとふと思い出したり。

とはいえ彼が市井の人々を助けたシーンもあることはあり、そういったシーンがもっとあると良かったのになあとか、津波を船で乗り越えていくシーンは、ああ彼が「パーフェクト・ストーム」のジョージ・クルーニーの代わりに船長だったらなあとか思ったりした。

地震津波のシーンはかなり迫力があって映画館で観た甲斐があったのだけど、主人公の娘の義理の父になりかけてそのフラグを踏み潰していった(そして踏み潰された)ダニエルとか、このキャラがお話に必須とは思えない、むしろただ不快になっただけというような部分が残念ではあり。あとカイリー・ミノーグが出ていたことに最後まで気づかなかった、というかカイリー・ミノーグの顔がいまいち分かっていなかった。

最後に、ドウェイン・ジョンソンカーラ・グギノの娘であればそれだけの胸となるのは当然だなという点を述べて終わりの言葉としたいと思います。