幕が上がる

ネットでやたら評判がいいので、当初スルーする予定だったけど観てみた。
後ろの席のおっさんが、始まって30分くらいでいびきをかき出すという悪条件の中、これまで観た中でのベストの「ジャッジ 裁かれる判事」を上回ってしまいましたね。

(以下ネタバレ)
最初の、顧問の先生がやたら笑かしにかかってくる泣き方をするあたりは「うわあ。。」と思ったのだけど、それ以降は特に問題なく物語に入り込むことができた。(各所で放り込まれる小ネタを除いては、だけど)

青春映画やアイドル映画として素晴らしい出来(ラストはやっぱり歌ってくれなきゃ!)なのはもちろんなのだけど、個人的に一番気分が高揚したのはラスト。

いよいよ最後、県大会の舞台に立つシーン。緞帳が上がって、彼女たちが舞台に現れる様子をスローで映し、やがてこれ以上ないタイミングでタイトル「幕が上がる」。

うおお目茶苦茶カッコいい!今年いまんとこベストシーン!もちろんそれ単体で成立しているわけでなく、これまできちんと描かれてきたドラマがあるからこそこのシーンが映える。彼女たちが色々なことを乗り越えて、堂々と舞台に立っていることにグッときている中でのタイトルですよ、盛り上がらないはずがない。いやー最高でした。